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2026.09.06
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健診結果を放置しないためのミニ講座
HOMA-Rって、何を調べる検査?
昨日は、インスリンが出ていても効きにくくなる「インスリン抵抗性」についてお話ししました。
では、その「効きにくさ」は、どうやって調べるのでしょうか。
その目安のひとつが、HOMA-R(ホーマ・アール)という指標です。
HOMA-Rは、
空腹時のインスリン値 × 空腹時の血糖値 ÷ 405
で計算し、インスリン抵抗性の程度を推定するために使われます。
一般的には、1.6以下は正常、2.5以上ではインスリン抵抗性があると考える目安が用いられています。
ここで大切なのが、
「空腹時」の血糖とインスリンを使う
ということです。
食事をすると血糖が上がり、それに応じてインスリンも分泌されます。
そのため、食後の血糖値とインスリン値をこの式に当てはめても、HOMA-Rとして適切に評価することはできません。
だから、この検査を行うときには空腹時採血が必要になります。
ただし、HOMA-Rも一つの目安です。
特に空腹時血糖が高くなっている場合には、実際のインスリン抵抗性を正確に反映しにくくなります。一般に空腹時血糖140mg/dL以下の状態での評価が適しているとされ、インスリン治療中の方には用いません。
この数字だけで糖尿病の状態すべてが分かるわけでもありません。
血糖値やHbA1c、体格、ほかの検査結果などと合わせて考えていきます。
「採血は空腹でなければいけない」と言われることがありますが、すべての検査に空腹が必要なのではなく、調べたいものによって必要な条件が違います。
HOMA-Rは、その理由が分かりやすい検査のひとつです。
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