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2026.09.07

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今日のできごと

今日のできごと|採血の前、食べちゃったんですけど……

「今日採血でしたよね。朝ごはん、食べちゃったんですけど……」

受付や検査室でよく聞く言葉です。

「じゃあ、今日は採血できませんね」

となるとは限りません。

先週は、採血と食事の関係についてお話ししてきましたが、血糖や中性脂肪など、食事の影響を受ける検査があります。

一方で、HbA1cのように、直前の食事だけで大きく変わるものではない検査もあります。

また、中性脂肪には空腹時だけでなく、随時採血で評価する基準もあります。

ですから、食事をしてきたからといって、採血そのものに意味がなくなるわけではありません。

大切なのは、食事をしたかどうかも含めて、そのときの条件を知ったうえで結果を見ること。

「何時ごろ食べましたか?」

「何を食べましたか?」

と診察室でお聞きするのも、そのためです。

もちろん、空腹時の血糖やインスリンなどを確認したい場合には、食事をせずに来ていただく必要があります。

そのため当院では、次回の診察で採血を予定している方には、

「次回は空腹で来てください」

「次回は食事をしてきていただいて大丈夫です」

と、できるだけ事前にお伝えするようにしています。

それでも、

「うっかり食べてしまった」

「食べてよかったか分からなくなった」

ということはあります。

そんなときは、まずそのまま教えてください。

その日に何を調べる予定だったのかを確認して、予定どおり採血するのか、必要な検査だけ行うのか、別の日に改めるのかを考えます。

採血は、ただ数字を測るだけではありません。

いつ食べたのか、空腹だったのか、どんな時間帯に測ったのか。

そうした背景も含めて数字を見ることで、分かることがあります。

今日のひとこと

「食べてしまったから、今日は採血できない」とは限りません。

採血前の食事に迷ったときも、予定と違って食べてしまったときも、そのまま教えてください。

何を調べるための採血なのかを確認しながら、その日の条件に合った方法を考えます。

監修医師 加藤 利基
監修医師 加藤 利基
かとうホームクリニック 院長
医学博士 / 名古屋市西区医師会 会長 /
がん治療認定医機構 認定医