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2026.09.09
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健診結果を放置しないためのミニ講座
血糖値は低いのに、HbA1cが上がっているのはなぜ?
「血糖値は低いのに、HbA1cが上がってますね」
診察で、そんなふうにお話しすることがあります。
「血糖は低いのに、どうしてですか?」
と思われるかもしれません。
昨日お話ししたように、血糖値とHbA1cでは見ている時間が違います。
例えば、朝食を食べずに採血したときの血糖値が低くても、普段の食後には血糖が大きく上がっていることがあります。
また、夕食後や夜間など、外来で採血していない時間帯に血糖が高くなっていることもあります。
採血したその瞬間の血糖値は大切な情報ですが、それだけで一日を通した血糖の動きすべてが分かるわけではありません。
一方、HbA1cは過去1〜2か月程度の血糖状態を反映します。
そのため、
「今日の血糖値は低いのに、HbA1cは前回より上がっている」
ということが起こります。
そんなときは、どちらか一方の数字だけで判断するのではなく、
「今日は空腹時だったのか」
「普段の食後血糖はどうなのか」
「食事や運動などに変化はなかったか」
「HbA1cはこれまでどのように推移しているか」
などを一緒に見ていきます。
血糖値が低いのにHbA1cが上がっている。
その違いには、普段の血糖の動きを考えるための手がかりが隠れていることがあります。
数字が合わないように見えるときこそ、それぞれの数字が何を表しているのかを考えてみましょう。
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