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2026.09.08

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健診結果を放置しないためのミニ講座

HbA1cは良いのに、今日の血糖が高いのはなぜ?

「HbA1cは良くなっているのに、今日の血糖は高いですね」

そんな結果になることがあります。

すると、

「HbA1cと血糖、どちらが正しいんですか?」

と思われるかもしれません。

でも、どちらかが間違っているわけではありません。

血糖値は、採血したその時点の血糖の状態を表しています。

食事をした時間や内容、運動、薬など、さまざまな影響を受けて変化します。

一方、HbA1cは、過去1〜2か月程度の血糖状態を反映する指標として使われています。

つまり、

血糖値とHbA1cでは、見ている時間が違います。

普段の血糖が安定していてHbA1cが良くても、採血前の食事などによって、その日の血糖が高くなることはあります。

反対に、その日の血糖が良くても、それだけで普段の血糖も良いとは限りません。

ですから診察では、その時点の血糖値がどのくらいだったかだけではなく、

「空腹時だったのか、食後だったのか」

「食事からどのくらい時間が経っていたのか」

「HbA1cはどのように変化しているのか」

などを合わせて見ています。

その時点の血糖値には、その時点の意味があります。

そしてHbA1cには、少し長い期間の血糖状態を見るという役割があります。

どちらか一つだけを見るのではなく、それぞれの数字が何を表しているのかを考えながら、血糖の状態を見ていきましょう。

 

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監修医師 加藤 利基
監修医師 加藤 利基
かとうホームクリニック 院長
医学博士 / 名古屋市西区医師会 会長 /
がん治療認定医機構 認定医