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2026.09.04

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健診結果を放置しないためのミニ講座

何も食べていないのに、朝の血糖が上がることがある?

「夜から何も食べていないのに、朝の血糖が高いんです」

そんなご相談を受けることがあります。

「何も食べていないのだから、血糖は下がっていくはず」

と思われるかもしれません。

でも、私たちの血糖は、食べたものだけで保たれているわけではありません。

食事をしていない時間にも、体が必要とするブドウ糖を保つために、肝臓から血液中へブドウ糖が供給されています。

さらに早朝には、成長ホルモンやコルチゾールなどの働きも関係して、血糖が上がることがあります。

糖尿病のある方では、夜間に低血糖を起こしていないにもかかわらず、早朝にかけて血糖が上昇することがあり、「暁現象」と呼ばれています。

つまり、

「朝から何も食べていない=血糖が上がるはずがない」

とは限りません。

朝の血糖が高かったからといって、必ずしも前日の食事だけが原因とは限らないのです。

朝の血糖が気になるときには、一つの数字だけではなく、夕食の時間や内容、夜間から早朝の血糖の動き、起床時刻、使用している薬なども含めて考えます。

食べていない時間にも、体は血糖を保つために働いています。

その仕組みを知ることも、血糖値を理解するうえで大切です。

 

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監修医師 加藤 利基
監修医師 加藤 利基
かとうホームクリニック 院長
医学博士 / 名古屋市西区医師会 会長 /
がん治療認定医機構 認定医