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2026.10.30

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健診結果を放置しないためのミニ講座

CKDの「G3a」「G3b」って何?

健診結果や診療の中で、
G2、G3a、G3b
といった言葉を見ることがあります。

これは、eGFRによって腎機能を分けたGFR区分です。

例えば、
G2は60以上90未満。
G3aは45以上60未満。
G3bは30以上45未満。
と分類されています。

以前は、eGFR 30以上60未満をまとめて一つの段階として扱っていた時期もありました。

しかし、その後の研究から、
eGFRが45を下回ると、腎機能がさらに低下するリスクや、心臓や血管の病気などのリスクが高くなる
ことが分かってきました。

そのため、現在は45を境にG3aとG3bに分けて考えています。

ただし、
GFR区分だけでCKDの状態を判断するわけではありません。

同じeGFR 50でも、
尿蛋白がみられない方と、明らかな尿蛋白が続いている方では、その後の考え方は同じではありません。

そのためCKDでは、
腎機能がどの程度低下しているか
だけではなく、
尿蛋白がどの程度みられるか
も組み合わせて重症度を考えます。

糖尿病のある方では尿中アルブミンが重要な指標になります。

一方、糖尿病のない方では、日常の保険診療では尿蛋白・クレアチニン比などを用いて評価します。

ですから、
「G3aだから重い」
「G2だから大丈夫」
と、区分だけから判断するものではありません。

eGFRと尿所見、原因となる病気、これまでの変化を合わせて考えるための分類
と考えていただくとよいと思います。

明日は、
CKDの分類と糖尿病性腎症の病期分類の違い
についてお話しします。

 

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【執筆医師】  加藤 利基
   
【執筆医師】 加藤 利基
かとうホームクリニック 院長
医学博士 / 名古屋市西区医師会 会長 /
がん治療認定医機構 認定医