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2026.10.25

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健診結果を放置しないためのミニ講座

肝機能異常で受診すると、どんなことを調べる?

「健診で肝機能異常と言われたら、どんな検査をするのでしょうか?」

昨日までお話ししてきたように、肝臓の数値が高くなる原因は一つではありません。

そのため、受診された方全員に同じ検査をするわけではありません。

まず健診結果では、

AST、ALT、γ-GTはどうなのか。

中性脂肪やコレステロールはどうか。

血糖はどうか。

体重は以前と比べてどう変化しているか。

以前の健診ではどうだったか。

などを確認します。

そして、

飲酒の状況。

服用している薬やサプリメント。

これまでの病気。

最近の体重変化。

気になる自覚症状。

なども伺います。

そのうえで必要に応じて、

血液検査を再度確認する。

肝炎ウイルスなどを調べる。

腹部超音波やCTで肝臓や胆のうなどを確認する。

といった検査を考えます。

脂肪肝が疑われる場合には、

肝臓に脂肪がたまっているかどうかだけではなく、今後注意した方がよい状態なのか

という視点も大切になります。

一方で、これまで十分に調べられていて、長期間ほとんど変化していない場合には、それまでの検査結果を参考にしながら経過を見ることもあります。

つまり、

「ASTが高いからこの検査」「γ-GTが高いからこの病気」と、一つの数字だけで決めるわけではありません。

健診結果とこれまでの経過を確認したうえで、その方に必要な評価を考えていきます。

 

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【執筆医師】  加藤 利基
   
【執筆医師】 加藤 利基
かとうホームクリニック 院長
医学博士 / 名古屋市西区医師会 会長 /
がん治療認定医機構 認定医