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2026.10.22

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健診結果を放置しないためのミニ講座

γ-GTが高い=お酒のせい?

健診で、

「γ-GTが高い」

と指摘されることがあります。

以前はγ-GTPと呼ばれることが多かった項目です。

γ-GTと聞くと、

「お酒を飲むからですよね」

と思われる方も多いと思います。

確かに、飲酒はγ-GTが高くなる代表的な原因の一つです。

しかし、

γ-GTが高い=必ず飲酒が原因

とは限りません。

脂肪肝が関係することもあります。

胆汁の流れに関係する病気が隠れていることもあります。

薬が影響していることもあります。

そのため、γ-GTが高いときには、

飲酒の状況。

ASTやALTなど、ほかの肝臓の数値。

服用している薬やサプリメント。

これまでに受けた検査。

などを確認します。

必要に応じて、腹部超音波検査などを行うこともあります。

一方で、こうしたことを調べても、

はっきりした原因が見つからないまま、γ-GTだけが高い状態で経過する方もいます。

実際の診療でも、ときどき経験します。

ただし、

「以前からγ-GTだけ高いから大丈夫」

と最初から決めるわけではありません。

まず原因となるものがないかを確認し、そのうえで以前の値と比べながら経過を見ていきます。

また、

γ-GTが高いからお酒のせい

と決めてしまうのも適切ではありません。

一つの数字だけではなく、

ほかの肝臓の数値はどうか。

以前から変化していないか。

体重や中性脂肪などはどうか。

そうした情報も合わせて考えていきます。

明日は、

体重の変化とALTの関係

について考えてみます。

 

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【執筆医師】  加藤 利基
   
【執筆医師】 加藤 利基
かとうホームクリニック 院長
医学博士 / 名古屋市西区医師会 会長 /
がん治療認定医機構 認定医