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2026.10.20

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健診結果を放置しないためのミニ講座

健診で「肝機能異常」と言われた。何を見ている?

健診結果に、

「肝機能異常」

と書かれていることがあります。

「肝臓の働きが悪くなっているということ?」

と思われる方もいらっしゃると思います。

健診の「肝機能検査」では、主に、

AST(GOT)

ALT(GPT)

γ-GT(γ-GTP)

という項目を調べています。

ただし、これらの数字は単純に、

「肝臓がどのくらい働いているか」

を表しているわけではありません。

肝臓の細胞が何らかの影響を受けたときに変化するものや、肝臓や胆汁の流れの状態を考える手がかりになるものなど、それぞれ少し意味が違います。

ですから、

「肝機能異常」と書かれていても、その言葉だけで原因まで分かるわけではありません。

脂肪肝が関係していることもあります。

飲酒が影響していることもあります。

薬やサプリメントが関係することもあります。

肝炎ウイルスなど、別の原因を考えることもあります。

そして、

どの項目が高いのか。

どのくらい高いのか。

以前から同じなのか。

最近変化してきたのか。

体重や中性脂肪、血糖などはどうなのか。

こうした結果を合わせて考えていきます。

健診で再検査や医療機関受診を勧められた場合には、その判定に沿って確認することが大切です。

明日は、

ASTとALTは何が違うのか

について考えてみます。

【執筆医師】  加藤 利基
   
【執筆医師】 加藤 利基
かとうホームクリニック 院長
医学博士 / 名古屋市西区医師会 会長 /
がん治療認定医機構 認定医