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2026.10.23

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健診結果を放置しないためのミニ講座

体重が増えると、ALTも上がる?

健診結果を何年分か並べて見ていると、

体重が増えてきた時期と重なるように、ALTが上がっている

という方がいらっしゃいます。

特に、

体重が増えた。

お腹まわりが大きくなった。

中性脂肪が高くなった。

血糖も以前より高くなってきた。

という変化と一緒に、ALTが上がっていることがあります。

こうした場合に考えるものの一つが、脂肪肝です。

余分な脂肪が肝臓にたまると、肝臓の細胞に負担がかかり、ALTなどの肝酵素が高くなることがあります。

一方で、

体重が減った。

食生活が変わった。

中性脂肪や血糖が改善した。

という変化とともに、ALTを含めた肝酵素が大きく改善する方もいます。

診療では、こうした経過を数多く経験します。

だからこそ、

ALTだけを見るのではなく、体重、中性脂肪、血糖などの変化も一緒に確認することが大切です。

もちろん、

体重が増えたから必ず脂肪肝。

ALTが高いから必ず脂肪肝。

ということではありません。

ほかの原因がないかを確認したうえで考えます。

健診結果は、一年分だけを見るより、

数年分を並べてみることで分かることがあります。

今年のALTだけではなく、できれば以前の体重や血液検査も一緒に見てみましょう。

明日は、この脂肪肝について、現在使われている

「MASLD」

という言葉をご紹介します。

 

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【執筆医師】  加藤 利基
   
【執筆医師】 加藤 利基
かとうホームクリニック 院長
医学博士 / 名古屋市西区医師会 会長 /
がん治療認定医機構 認定医