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2026.09.20

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健診結果を放置しないためのミニ講座

休日にたくさん寝れば、睡眠不足は取り戻せる?

平日は仕事が忙しくて、どうしても睡眠不足。

「その分、休みの日にたくさん寝ています」

という方も多いと思います。

では、平日に足りなかった睡眠を、休日にまとめて取り戻すことはできるのでしょうか。

いわゆる「寝だめ」です。

実際には、睡眠を前もって「ためておく」ことはできません。

また、休日に長く眠ることで、平日の睡眠不足による影響をすべて解消できるわけでもありません。

むしろ、休日に長く眠らなければつらいということ自体が、平日の睡眠時間が不足しているサインかもしれません。

もう一つ考えたいのが、休日だけ眠る時間、起きる時間が大きくずれることです。

例えば、

平日は朝6時に起きる。

でも休日は、ゆっくり10時まで眠る。

こうした生活を毎週繰り返していると、平日と休日で睡眠の時間帯が大きくずれます。

このような状態は、「社会的時差ボケ」と呼ばれています。

海外旅行をしていなくても、週末になるたびに生活時間がずれ、月曜日には再び平日の時間に戻さなければならない。

そんな状態です。

興味深い研究もあります。

健康な男性を対象に、金曜日と土曜日だけ就寝時刻を平日より3時間遅らせたところ、平日と同じ睡眠時間帯を保った場合と比べて、月曜日の朝の血圧上昇が大きくなったことが報告されています。

一つの研究だけですべての人に同じことが起こるとは言えませんが、週末だけ生活時間を大きくずらすことが、身体にまったく影響しないとは言えないことが分かります。

そのため当院では、前の晩に眠る時間が遅くなってしまっても、朝はできるだけ普段と同じ時間に起きることをおすすめしています。

ただし、これは、

「睡眠時間を削っても早起きすればよい」

という意味ではありません。

平日の疲れがたまっていれば、休日くらいゆっくり休みたいと思うのも自然なことです。

休日に長く眠らなければつらいのであれば、まず考えたいのは、

「平日の睡眠時間が足りているだろうか」

ということです。

休日の寝だめで調整するのではなく、できる範囲で平日から必要な睡眠時間を確保し、休日も生活の時間帯を大きくずらさない。

睡眠時間だけでなく、

いつ眠り、いつ起きるか。

毎日の生活リズムも一緒に考えてみましょう。

とはいっても、

「平日の疲れがたまっているから、休日くらいゆっくり休みたい」

ということもありますよね。

そんなとき、朝遅くまで眠る代わりに、昼寝を上手に取り入れる方法もあります。

明日は、「昼寝をするなら、いつ、どのくらい?」について考えてみます。

 

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監修医師 加藤 利基
監修医師 加藤 利基
かとうホームクリニック 院長
医学博士 / 名古屋市西区医師会 会長 /
がん治療認定医機構 認定医