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2026.09.01

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健診結果を放置しないためのミニ講座

採血は、空腹で受けないといけない?

「今日、採血ですよね。朝ごはんを食べてしまいました」

診察室でよく聞かれる言葉です。

採血というと、「朝から何も食べずに受けるもの」というイメージがあるかもしれません。

でも、すべての血液検査に空腹が必要なわけではありません。

大切なのは、

何を調べるための採血なのか。

ということです。

例えばHbA1cは、直前に食事をしたからといって、その食事だけで大きく変わる検査ではありません。

一方、血糖や中性脂肪などは、食事をした時間や内容によって値が変わります。

だからといって、食後の採血に意味がないわけでもありません。

食後の血糖がどのくらい上がっているのかを確認したいこともありますし、中性脂肪には空腹時とは別に、食後を含む随時採血で評価する基準もあります。

反対に、インスリンの効きやすさを調べる検査など、空腹の状態でなければ適切に評価しにくい検査もあります。

つまり、

「採血だから食べてはいけない」のではなく、「何を調べるかによって必要な条件が違う」

ということです。

そのため当院では、次回の診察で採血を予定している場合、

「次回は空腹で来てください」

あるいは、

「次回は食事をしてきていただいて大丈夫です」

と、できるだけ事前にお伝えするようにしています。

採血の日だからと、毎回朝食を抜く必要はありません。

反対に、空腹時の状態を確認したいときには、食事をせずに来ていただく必要があります。

もし「食べてよかったかな?」と分からなくなったときや、予定と違って食事をしてしまったときも、それだけで採血ができないとは限りません。

採血は、空腹か食後かという条件も含めて、その数字を読み取ることが大切です。

何を調べるための採血なのか。

その目的に合わせて、一緒に考えていきましょう。

 

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監修医師 加藤 利基
監修医師 加藤 利基
かとうホームクリニック 院長
医学博士 / 名古屋市西区医師会 会長 /
がん治療認定医機構 認定医