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2026.08.17
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今日のできごと
今日のできごと|体重が減ったから、もっと食べればいい?
先日、患者さんからこんなお話がありました。
「体重が落ちてきてしまって、家族からもっと食べなさいって言われるんです。ご飯もおかわりして、プロテインも飲んだ方がいいって。でも、そんなに食べられないです。」
確かに、以前と比べて体重は減っていました。
体重が減っているとき、まず考えたいのは「どうやって増やすか」よりも、「なぜ減っているのか」です。
体重は水分、脂肪、筋肉、骨などから成り立ちます。高齢になると筋肉量が少しずつ減りやすくなりますが、脱水や食事量の低下、病気などによって体重が減ることもあります。
意図せず体重が減っている場合は、まず原因を確認することが大切です。
家庭用の体組成計で表示される筋肉量や体脂肪率はあくまで目安ですが、同じ条件で継続して測ると、変化を知る参考になります。
では、家族が心配するように、とにかくたくさん食べればよいのでしょうか。
食べる量を増やせば体重が増えることはあります。
ただ、体重だけを増やすことが目標ではありません。
高齢の方では、できるだけ筋肉量を維持し、普段の生活を続けられる体を保つことが大切です。
筋肉を保つには、食事だけでなく、無理のない範囲で体を動かすことも必要です。
たんぱく質を摂ることも大切ですが、「ではプロテインを飲めばよい」というほど単純でもありません。
私たちは、プロテインやサプリメントを一律におすすめしていませんし、一律にやめるようお話ししているわけでもありません。
その方の食事内容、運動量、腎機能、糖尿病、高血圧症、心疾患などの持病、内服薬によって考え方が変わるからです。
高齢になると、若い頃と同じ量を食べることが難しくなるのも自然です。
「もっと食べなさい」と言われても、食べられないものは食べられません。
だからこそ、基本に戻ります。
1日3回の食事を、できるだけ決まった時間に、いろいろな食品を組み合わせて、ゆっくり食べる。
そのうえで、今の食事量で足りているのか、何を少し増やすとよいのか、どの程度体を動かすとよいのかを一緒に考えていく。
体重が減ったから、とにかく食べる。
筋肉が減ったから、とりあえずプロテインを飲む。
それだけでは解決しないことがあります。
【今日のひとこと】
「もっと食べればいい」だけではありません。
まず、なぜ体重が減っているのかを考える。
そのうえで、自分に合った食事と運動を一緒に考えていきましょう。

