「ブログ」blog

新着情報

2026.11.08

ブログ

健診結果を放置しないためのミニ講座

便潜血陽性で受診すると、次に何をする?

「便潜血陽性と言われたら、次は何をするのでしょうか?」

検査の内容が気になる方もいらっしゃると思います。

大腸がん検診で便潜血陽性となった場合、

精密検査の第一選択は、大腸内視鏡検査です。

大腸内視鏡検査では、肛門から内視鏡を入れ、大腸の中を直接観察します。

ポリープなどの病変がないか。

出血の原因となるものがないか。

大腸がんを疑う病変がないか。

などを確認します。

必要に応じて、組織の一部を採取して詳しく調べることもあります。

また、医療機関や病変の状態によっては、その場でポリープを切除する場合もあります。

一方、身体の状態などによって大腸内視鏡検査を行うことが難しい場合には、大腸CTなど別の検査方法を検討することがあります。

大切なのは、

便潜血検査をもう一度行って確認することが、精密検査ではない

ということです。

便潜血は、出血している日に採便しなければ陰性になることがあります。

そのため、

「再検査したら陰性だったので、これで終わり」

とは考えません。

便潜血陽性は、

「大腸がんがある」という結果ではなく、「大腸の中を一度きちんと確認した方がよい」という検診からのサイン

と考えると分かりやすいと思います。

陽性だったことを必要以上に怖がる必要はありません。

一方で、その結果をそのままにせず、検診の判定に沿って確認していきましょう。

【執筆医師】  加藤 利基
   
【執筆医師】 加藤 利基
かとうホームクリニック 院長
医学博士 / 名古屋市西区医師会 会長 /
がん治療認定医機構 認定医