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2026.11.04

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健診結果を放置しないためのミニ講座

便潜血陽性=大腸がん、ということ?

大腸がん検診で便潜血検査が陽性になると、

「大腸がんということですか?」

と心配される方もいらっしゃいます。

しかし、

便潜血陽性=大腸がん

ということではありません。

便潜血検査は、便の中に血液が混じっているかどうかを調べる検査です。

その血液が、

大腸がんから出たものなのか。

ポリープなどから出たものなのか。

それ以外の原因なのか。

便潜血検査だけでは分かりません。

実際には、便潜血陽性で精密検査を受けても、大腸がんが見つからない方の方が多くいます。

一方で、大腸がんや、将来がんになる可能性のあるポリープが見つかることもあります。

だからこそ、

「陽性=がん」と考えるのではなく、「原因を確認する必要がある結果」と考えることが大切です。

また、大腸がんがあっても、初期には症状がないことがあります。

「お腹は痛くない」

「便通もいつも通り」

ということだけで、精密検査が不要とは判断できません。

検診は、症状がない段階で病気を見つけるために行われています。

便潜血陽性という結果が出た場合には、症状の有無だけで判断せず、検診の判定に沿って精密検査を受けることが大切です。

明日は、

「痔があるから陽性」と考えてよいのか

についてお話しします。

【執筆医師】  加藤 利基
   
【執筆医師】 加藤 利基
かとうホームクリニック 院長
医学博士 / 名古屋市西区医師会 会長 /
がん治療認定医機構 認定医