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2026.11.07
ブログ
健診結果を放置しないためのミニ講座
「痔がある」「1回だけ陽性」なら大丈夫?
ブログを2日間お休みしていました。
今日は、便潜血陽性をどのように考えるかについて、よく聞かれる二つの疑問を取り上げます。
まず、
「痔があるので、便潜血陽性はそのせいだと思います」
とお話しされる方がいます。
確かに、痔から出血することはあります。
しかし、
便潜血が陽性だった理由を、痔だけで説明できるとは限りません。
「この血液は痔から出たもの」
「こちらは大腸から出たもの」
と区別することはできないからです。
そのため、
痔があることと、便潜血陽性の精密検査が必要かどうかは、分けて考える必要があります。
もう一つよくあるのが、
「2回のうち1回だけ陽性でした。片方は陰性だから大丈夫でしょうか?」
という疑問です。
大腸がん検診の便潜血検査では、通常2日分の便を調べます。
大腸に病変があっても、毎日同じように出血するとは限りません。
そのため、
2回のうち1回でも陽性であれば、精密検査が必要です。
1回が陰性だったことは、もう1回の陽性を打ち消すものではありません。
また、
「もう一度便潜血検査をして、今度は陰性だったら大丈夫でしょうか?」
と思われる方もいらっしゃいます。
しかし、便潜血検査をもう一度行うことは、陽性後の精密検査の代わりにはなりません。
大腸からの出血が毎日起こるとは限らないためです。
つまり、
「痔があるから」
「1回だけ陽性だから」
「もう一度検査して陰性だったから」
という理由だけで、精密検査が不要とは判断できません。
大腸がん検診で便潜血陽性となり、要精密検査と判定された場合には、その判定に沿って確認することが大切です。
明日は最後に、
便潜血陽性で受診すると、その後どのような検査をするのか
についてお話しします。


