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2026.10.14
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健診結果を放置しないためのミニ講座
貧血=鉄不足、とは限らない?
「貧血と言われたので、鉄分をとった方がいいですよね?」
診察室でもよく聞かれる質問です。
確かに、鉄不足は貧血の代表的な原因の一つです。
ヘモグロビンを作るためには鉄が必要なので、身体の中の鉄が不足すると、十分なヘモグロビンを作れなくなります。
しかし、
貧血=鉄不足
とは限りません。
少し大きく分けて考えると、貧血には、
赤血球を作るための材料が足りない。
赤血球を十分に作れない。
身体のどこかから血液を失っている。
赤血球が通常より早く失われている。
など、さまざまな背景があります。
例えば、鉄だけではなく、ビタミンB12や葉酸などが関係することがあります。
また、腎臓の機能が低下すると、赤血球を作るよう身体に働きかけるホルモンを作る機能が弱くなり、赤血球を十分に作れなくなることがあります。
慢性的な炎症や病気が貧血に関係することもあります。
鉄が不足している場合には、
食事から十分にとれていないのか。
身体から鉄が失われているのか。
吸収しにくくなっているのか。
その背景まで考える必要があります。
ですから、健診で貧血を指摘されたときには、
まず原因を確認することが大切です。
鉄剤やサプリメントを始める前に、本当に鉄が不足しているのか、その理由は何なのかを確認していきます。
明日は、健診結果にも記載されていることがある、
「MCV」
という数字についてお話しします。
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