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2026.09.29

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健診結果を放置しないためのミニ講座

汗をかけば、痩せたことになる?

運動をしたあと、体重計に乗ってみたら、

「朝より1kg減っていた!」

そんな経験はありませんか。

ご存知のように、たくさん汗をかいたあとに体重が減るのは、身体から水分が失われたことが大きく関係しています。

ですから、

「運動後に1kg減った=脂肪が1kg減った」

ということではありません。

水分を補給すれば、減った体重の一部は戻ってきます。

これは、

「せっかく痩せたのに元に戻ってしまった」

ということでもありません。

汗で失った水分を身体に戻しているだけです。

では、体重がすぐに減らないのであれば、運動をする意味はあまりないのでしょうか。

もちろん、そんなことはありません。

以前にもお話ししたように、運動を続けて筋肉がついてくると、体重だけを見ていては身体の変化が分からないことがあります。

そのため、体重だけではなく、体脂肪率や腹囲なども一緒に見ていくことが参考になります。

そして、運動の目的は、体重や体脂肪を減らすことだけではありません。

筋力や体力を保つ。

関節を動かし、身体の柔軟性を保つ。

バランス能力を維持する。

転びにくく、ケガをしにくい身体をつくる。

特に年齢を重ねてからは、

「自分で動ける身体をできるだけ長く維持する」

ことも、運動を続ける大切な目的です。

体重計の数字が思ったほど変わらなくても、

以前より歩けるようになった。

階段が楽になった。

身体を動かすことが苦にならなくなった。

そんな変化も、立派な運動の成果です。

汗をかいた量や体重の減り方だけで、運動の効果を判断しない。

少し長い目で、自分の身体がどう変わっているのかを見ていきましょう。

 

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【執筆医師】  加藤 利基
   
【執筆医師】 加藤 利基
かとうホームクリニック 院長
医学博士 / 名古屋市西区医師会 会長 /
がん治療認定医機構 認定医