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2022.09.20

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わたしたちの考えるかかりつけ医機能とは?

皆さんはかかりつけ医機能ときくと、どのようなイメージをお持ちでしょうか?

私たちの考えるかかりつけ医とは、「患者さんとそのご家族を、だれよりも知っている、わかっている」ことだと考えております。

なぜそう思うのか?というお話をここではしていきたいと思います。

まず、かかりつけ医とはなにか?という話になると、多くの場合「なにかあったら診てくれる人でしょう」と思われがちです。

それは間違ってはいないのですが、
「あなた達のことをちゃんと知っているよ」「わかっているよ」という部分がないといけないと思っています。

カルテを見て、「この前こんな症状できていたんですね。でも、あなたのことはよく知らないので、とりあえずこうしましょう」ではかかりつけ医ではないと思っています。
それはかかりつけ医ではなく、ただただ、患者さんにとって便利な通いやすい医者だと思います。

 

 

本来のかかりつけ医とは、毎月通っている患者さんのことを何でも知っていて、
「あなたは昔こんな仕事をしていたよね」とか「お酒は1日1リットルぐらい飲むよね」とか、「あれが好きだよね、これが嫌いだよね」とか、「週末はまだ山登りに行っているの?」とか、「アユ釣りは最近しているの?」など、こんな話ができる関係性の医者だと思います。

そして、「奥さんの検査はどうだった?」とか、「家族の調子はどうだった?」と、その人の家族のこともちゃんと理解している。

それが本来のかかりつけ医の形だと思います。

どこか調子が悪くて、「だったら一度検査したほうが良いんじゃないの?」と検査をして紹介するのは、機能としては当たり前の話です。
さらに深く患者さんを理解してくると、「それはもう病院に行かなくてもいいんじゃないの?」と提案する場面も出てくる。

例えば、「病院にいって検査をするとして、なにかあったらあなたは治療する?あなたの性格だったらきっとしないでしょ?」と聞くと、「まあしないですね。」となる。

「娘さんも多分同じことを言うとおもうけど、ちょっと呼んできて。」と促し、「あー今来ているんだったらちょっと話しよっか。」と、診察室に呼んでもらって、娘さんに「どう思う?」と聞く。すると、「んー行かない。」となる。
「じゃあ、ひとまずなにかあったら電話して。その時にもう一回考えよう。」「そうですね。とりあえず様子みます。なんかあったらまた電話しまーす!」こんなやり取りが当院の日常です。

このやり取りの中には、患者さんやご家族の安心感があります。

 

患者さんに「私たちのことを理解してくれていて、とりあえずなにかあったら相談できる場所がある」と思っていただける存在。

それがかかりつけ医の本当の機能だと思います。

これまでのお話を図で表すならば、以下のような状況です。

 

私たちはこれらの考えを元に、患者さんの顔と名前が一致する医療を提供しております。

このような考え方に共感いただける方からのご応募をお待ちしております。

 

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